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シャンプーボトルが複数並んでいる

意外と知らない?正しいシャンプーのやり方とポイントを解説


シャンプーは、頭髪や頭皮の汚れを落とし、清潔な状態を保つために欠かせない日常のケアです。

頭髪や頭皮は様々な汚れが日々付着し、放っておくと毛穴詰まりやニオイ、かゆみなどのトラブルを引き起こす原因になります。


頭皮や頭皮に付着する汚れとは主に以下のとおりです。

  • 汗や皮脂、脱落した角質(ふけ)など
  • ワックスなどのスタイリング剤の残り
  • 空気中のちりやほこり


    正しいシャンプーで適切に洗浄することが、健康な髪と頭皮を保つために必要です。


    この記事では、正しいシャンプー方法とポイントを紹介します。

    シャンプーの仕方が合っているか、ぜひ照らし合わせながら見てみてください。

    正しいシャンプー方法

    シャンプーをしている男性

    皆さんはシャンプーのやり方を習ったりしましたか?自己流で済ませていませんか?

    実は間違った洗い方は髪や頭皮に負担がかかり、乾燥やべたつき、抜け毛の原因になることもあります。


    健康な髪と頭皮を保つために知っておきたい、正しいシャンプーの手順とポイントを見てみましょう。

    1.ブラッシング

    シャンプーをする前の準備として、乾いた状態の髪をブラッシングします。


    あらかじめブラッシングをしておくことで、髪の絡まりを解消し、汚れやほこりを浮き上がらせることができます。

    髪の絡まりをほどいておくことで、シャンプー時の摩擦やダメージを軽減できるのも大きなメリットです。


    特に髪が長い人や、ワックスなどのスタイリング剤を使っている場合は、このひと手間で泡立ちがよくなり、汚れも落ちやすくなります。

    目の粗いブラシやコームを使い、髪の根元から毛先に向かってやさしく梳かす。

    2.予洗い

    シャンプーをする前に、38℃〜40℃のぬるま湯でしっかりと髪と頭皮をすすぐことを「予洗い」といいます。


    予洗いを丁寧に行うことで、髪や頭皮に付着したホコリや汗、皮脂の7〜8割程度を落とすことができます。

    また、シャンプーの泡立ちや洗浄力も格段にアップします。


    指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージするように洗い流すのがポイントです。

    また、髪の内側や生え際など、すすぎ残しやすい部分も意識して、1〜2分かけて丁寧に予洗いしましょう。

    お湯の温度は38℃〜40℃のぬるま湯、熱すぎると必要な皮脂まで落ちてしまう。
     

    3.シャンプーを手に取る

    予洗いが終わったら、いよいよシャンプーを使います。


    ここで重要なのが、シャンプー剤を直接頭皮につけないこと。

    ボトルからそのまま出して頭に乗せてしまうと、成分が一部に偏ってしまい、頭皮への刺激になってしまう場合があります。


    まずは手のひらに適量をとり、手でしっかりと泡立ててから髪につけるようにしましょう。

    このひと手間で泡が髪全体に広がりやすくなり、頭皮にも均一に洗浄成分が行き渡ります。

    シャンプーの適量はショートの方で1プッシュ、髪が長い人は1.5〜2プッシュを目安に。
     

    4.頭皮をマッサージしながら洗う

    髪全体に泡を馴染ませたら、指の腹を使ってやさしく頭皮をマッサージするように洗います。


    力任せにゴシゴシとこすると、頭皮を傷つけたり、炎症の原因になってしまいます。

    円を描くように指を動かしながら、生え際から頭頂部、襟足から後頭部へと全体をまんべんなく動かすとより効果的です。


    マッサージすることで、血行が促進され、頭皮環境の改善や育毛ケアにもつながるとされています。

    スタイリング剤を多く使った日や、頭皮のベタつきが気になるときは、少し時間をかけて丁寧に洗いましょう。

    シャンプーの目的は「髪を洗う」ことではなく「頭皮を洗う」こと。

    5.しっかりとすすぐ

    シャンプーで頭皮と髪を洗った後は、髪と頭皮に泡や洗浄成分が残らないよう十分にすすぎます。


    泡が残っていると、トラブルの原因になることがあります。

    • かゆみやフケ
    • 頭皮の炎症
    • ニキビなどの出来物


    すすぎの時間は、洗っている時間の倍が目安です。

    例えば、シャンプーを1〜2分している場合は2〜3分かけて丁寧にすすぐようにしましょう。


    指の腹で頭皮をやさしく撫でるようにしながら、生え際・後頭部・耳周り・襟足など、洗い残しやすい箇所を意識的にすすぐことがポイントです。

    また、使用するお湯は予洗いと同様、38℃〜40℃のぬるま湯がベスト。

    6.トリートメントやコンディショナー

    シャンプー後の髪は、キューティクルが開いており、ダメージを受けやすい無防備な状態です。

    ここでトリートメントやコンディショナーを使用することで、髪を補修・保護することができます。

    • トリートメント:髪の内部を補修する。ダメージが気になる部分にしっかり馴染ませ、数分間置いてからすすぐのがポイント。
    • コンディショナー:髪の表面をコーティングする。指通りやツヤを良くし、全体に軽く馴染ませてすぐにすすぐ。


    使用の順番は、トリートメント→コンディショナーが基本ですが、製品ごとの使い方に従わうことが最優先です。


    また、メンズは毛量やスタイリング剤の使用頻度に応じて、週1〜2回程度のトリートメントでも十分効果を感じられます。


    洗い流すタイプだけでなく、洗い流さないタイプの「アウトバストリートメント」もあるので、生活習慣に応じて使い分けてみるのもおすすめです。

    7.タオルドライとドライヤー

    シャンプー後は、まずタオルドライで余分な水分をしっかり取ることが大切です。


    ゴシゴシと強くこするのではなく、やさしく押さえるように水分を吸収させます。

    特にダメージ毛や細い髪質は摩擦に弱いため、髪全体を包み込むように丁寧に拭き取りましょう。


    その後、できるだけ早くドライヤーで乾かします。

    濡れたままの状態はキューティクルが開いており、ダメージや雑菌繁殖、寝グセの原因になります。


    ドライヤーをする際には以下のポイントを抑えて行いましょう。

    1. 頭皮から乾かす:根本を中心に温風を当て、髪の立ち上がりを意識するとスタイリングもしやすくなる。
    2. 毛先は乾かしすぎない:毛先は熱に弱いため、全体が8割ほど乾いたら冷風に切り替えて仕上げます。
    3. ドライヤーと髪の距離は15〜20cm:近すぎると熱ダメージの原因になる。
    タオルで水分をやさしく取り、根本から乾かしてダメージと寝グセを予防。

    朝派?夜派?シャンプーの正しいタイミング

    朝に浴びてスッキリ、夜に一日の汚れを落としたいなど。

    シャンプーのタイミングは人それぞれです。


    しかし、頭皮と髪の健康を考えるなら「夜シャン」がおすすめ。

    なぜなら、日中に付着した汚れをその日の内に落とすことが、頭皮環境を整える基本なのです。


    汚れをそのままにして寝てしまうと、毛穴の詰まりや炎症、かゆみやフケなどの頭皮トラブルを招く原因になります。


    一方、朝にシャンプーをすることで寝グセや皮脂のベタつきが取れ、スタイリングがしやすくなるというメリットもありますが、皮脂が取れすぎてしまい紫外線などの影響を受けやすくなるというデメリットもあります。

    朝に行う場合は、シャンプーは使用せずにお湯だけでしっかりとすすぐだけにしましょう。

    正しいシャンプー習慣で、髪も頭皮も健やかに

    シャンプーはただ汚れを落とすだけでなく、頭皮環境を整え、健やかな髪を育むための大切な習慣です。


    ブラッシングから始まりドライまで、どのステップも意味があり、効果につながる工程です。

    さらに、シャンプーのタイミングや使用料、シャンプー剤の選び方も、髪と頭皮の状態を大きく左右します。


    なんとなく続けていた自己流の洗髪を見直すだけでも、髪のまとまりやツヤ、頭皮の調子が変わってくるはずです。

    今日から、毎日のシャンプーをただのルーティーンではなく、健康な髪を作る大切な時間として意識してみましょう。

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