
メンズヘアオイルの基本|男の髪に差がつくヘアケア術
髪がパサつく、広がってまとまらない、スタイリングが決まらない⋯そんな悩みを感じたことはありませんか?
実は、その原因のひとつが「乾燥」や「ダメージ」による髪のコンディションの乱れ。
そんなときに効果的なのがヘアオイルを使ったケアです。
「ベタつきそう」「使い方が難しそう」と敬遠されがちなヘアオイルですが、正しく使えば髪にツヤとまとまりを与え、清潔感のある印象を引き出してくれます。
そこで今回は、ヘアオイルの基礎知識から選び方、使い方のコツまでをわかりやすく解説していきます。
初心者の男性でもすぐに始められるヘアケア術を紹介します。
ヘアオイルの主な効果

ヘアオイルは髪がツヤツヤになるアイテムと思われがちですが、実はそれだけではありません。
使い方次第で、ダメージケアやスタイリングの仕上がりまでサポートしてくれる万能なケアアイテムなのです。
そんなヘアオイルの主な効果を5つに分けて紹介していきます。
保湿効果
ヘアオイルには、乾燥した髪にうるおいを与えて水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
特にドライヤーの前や外出前に使うことで乾燥から髪を守り、パサつきを抑えてくれます。
髪が乾燥しやすい冬場やカラー・パーマ後のケアにも効果的です。
ダメージ補修効果
オイルに含まれる成分にはキューティクルの乱れを整え、傷んだ髪をなめらかに補修する作用があります。
髪の内部まで浸透するタイプのオイルを使えば、枝毛や切れ毛の予防にもつながります。
ダメージヘアの保護ケアとしても優秀ですよ。
質感アップ
ヘアオイルを使うことで髪に自然なツヤとまとまりが生まれ、見た目の印象が大きく変わります。
広がりやすい髪もオイルで重みを加えることでおさまりやすくなり、清潔感のある質感に仕上がります。
毛先だけに塗布するポイント使いでも効果を感じることができます。
スタイリング効果
軽めのヘアオイルはナチュラルな束感やまとまりを出すことができます。
ワックスよりも自然な仕上がりになるので、ナチュラルなヘアスタイルにしたい方におすすめ。
また、セットの前に使うことで髪を扱いやすくし、ワックスやバームのなじみも良くしてくれます。
軽めのオイルの場合、ベタつきも気にせず使用することができます。
リラックス効果
香り付きのヘアオイルを選べば、使用時にリラックスできるのも魅力のひとつ。
柑橘系やウッド系、フローラル系など自分好みの香りを選ぶことで、ヘアケアの時間がちょっとした癒しの時間にもなります。
ヘアオイルとヘアミルクの違い
ヘアオイルと並んで人気のあるヘアケアアイテムに、ヘアミルクがあります。
使い方も効果も似ているようで、実は役割や仕上がりに違いがあります。
自分の髪質や目的に合ったアイテムを選ぶために、それぞれの特徴と使い分けを抑えておきましょう。
ヘアオイルの特徴
ヘアオイルは油分を中心とした成分で構成されており、髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防いだり、摩擦や熱から守ったりするのに優れています。
スキンケアで例えると「乳液やクリーム」に近い役割を持ちます。
比較的重めのテクスチャーで髪の広がりやパサつきを抑える効果が高く、特にダメージが気になる髪や太く硬い髪質に向いています。
オイリーな髪質の人や細い髪の人の場合は少量ずつ使うのがポイントです。
ヘアミルクの特徴
ヘアミルクは水分と油分のバランスがとれた乳液状のアイテムで、髪の内部にうるおいを届けて柔らかく整えるのが得意です。
スキンケアでいう「化粧水」に近く、細い髪やボリュームを出したい髪に適していて軽やかな仕上がりになります。
髪の乾燥やダメージが気になる人、ふんわりとした軽い質感に仕上げたい人にもオススメ。
オイルよりも軽めなので、髪がペタッとなりやすい人や朝のセット前にも使いやすいのが特徴です。
併用もおすすめ
ヘアオイルとヘアミルクは目的に応じて使い分けるだけでなく、併用することでさらに効果的なケアが可能です。
例えば、ドライヤー前にヘアミルクで内部保湿をしてから、仕上げにヘアオイルで表面をコーティングすれば、内側と外側の両方から髪を守ることができます。
髪質やスタイルに合わせて自分なりの使い方を見つけていくのもおすすめです。
ヘアオイルの選び方
ヘアオイルといっても種類はさまざまで、何を基準に選べばいいのか迷うこともあるはずです。
髪質や目的に合っていないものを選んでしまうと、うまく使いこなせなかったり、ベタつきや重たさの原因になってしまいます。
そこで、選ぶときにチェックしておきたい3つのポイントを紹介します。
保湿力の高い成分で選ぶ
乾燥やパサつきが気になる人は、保湿力の高い成分が配合されたオイルを選ぶのがおすすめです。
代表的なのは「アルガンオイル」「ホホバオイル」「シアバター」など。
これらの成分は髪にうるおいを与えながら、しっとりまとまりのある質感に整えてくれます。
特に冬場やブリーチ・カラー後の髪は水分が不足しているので保湿力の高いオイルで保湿しましょう。
熱ダメージの補修成分入りを選ぶ
毎日ドライヤーやアイロンを使う人は、熱から髪を守る補修成分が入ったヘアオイルを選ぶのがオススメ。
「メドウフォーム-δ-ラクトン」「ヒートプロテイン」などの成分は、熱を味方にして髪を補修する働きがあります。
また、スタイリング前に使うことでツヤを与えながらダメージを抑えることができます。
使いやすさで選ぶ
継続して使うためにはテクスチャーや香り、ボトルの使いやすさも大切なポイントです。
オイル特有の重たさやベタつきが苦手な人は、さらっと軽めの仕上がりのタイプを選びましょう。
また、香りが強すぎないものや無香料タイプは学校や職場でも使いやすく、初心者にもおすすめです。
ヘアオイルの正しい使い方
ヘアオイルはただつければ良いというわけではありません。
タイミングや使い方を間違えると、ベタついたり髪が重たく見えてしまう原因にもなります。
そこで、ヘアオイルの効果を最大限に引き出すための基本的な使い方を紹介します。
タオルドライ後がベストタイミング
ヘアオイルはシャンプー後のタオルドライ直後に使うのが最も効果的です。
髪が濡れている状態はオイルが均一に広がり浸透しやすく、水分を閉じ込める効果も高まります。
軽く水気を拭き取ったあと、ドライヤーの前に使うことで熱による乾燥やダメージも防げます。
適量を守ることが大切
ヘアオイルは少量でも十分に効果を発揮します。
多すぎると髪がベタついて見えたり重たい印象になることがあるため、最初は1〜2滴程度から試すのがおすすめです。
髪の長さや量に応じて、徐々に調整していきましょう。
- ショート:1~2滴
- ミディアム:2~3滴
- ロング:3~4滴
髪の中間~毛先に塗布する
ヘアオイルを塗布するのは髪の中間から毛先にかけてが基本です。
根元や頭皮に近い部分に塗ると髪がペタッとしてしまい、清潔感が損なわれることも。
ダメージを受けやすく乾燥しやすい毛先を中心に指を使ってなじませるように塗ると自然な仕上がりになります。
仕上げに重ね付けもOK
乾かしたあとやスタイリング後にごく少量のヘアオイルを重ねてつけることで、ツヤ感やまとまりをプラスできます。
特に毛先がパサついて見えるときや、広がりが気になる場合には効果的です。
ただし、つけすぎると重くなるので、1滴程度を手のひらでしっかりなじませてからつけましょう。
保湿・補修・スタイリング。全てをできるのがヘアオイル
ヘアオイルは髪の乾燥やパサつきを防ぎ、まとまりやツヤを与えてくれる頼れるアイテムです。
正しく使えば、日々のスタイリングやダメージケアをサポートし、清潔感のある印象を手に入れることができます。
オイルの種類や使うタイミング、量をしっかりと押さえることで、ベタつきなどのデメリットを防ぎつつ自分の髪質やライフスタイルに合ったケアができます。
毎日のケアに取り入れることで、見た目にも触り心地にも変化が現れてくるはずです。
「髪がなんとなく決まらない」「清潔感を出したい」と感じている男性こそ、ヘアオイルを使ったケアを始めてみましょう。
小さな習慣の積み重ねが、印象を大きく変える第一歩になります。