
メンズにヘアブラシやコームは必要?意外と知らない印象アップ術
毎朝のヘアセット、なんとなくワックスを揉み込んで終わりにしていませんか?
多くの男性は「スタイリング剤さえ使えば髪型は整う」と考えがちですが、実はそれだけでは本当の意味で整った髪にはなりません。
ヘアスタイルの仕上がりを左右するのは、ベースとなる毛流れやツヤ感、そして髪のまとまり。
それらを生み出すのが、ヘアブラシとコームなのです。
「でも、ブラシって女性のためのものじゃないの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
しかし、髪の毛の向きを整えたり、ボリュームを調整したりと、スタイリングの精度を上げるためにブラシやコームは非常に有効なアイテムです。
実際、プロのスタイリストは必ず使い分けています。
そこで今回は、なぜメンズにもヘアブラシやコームが必要なのか、その理由やメリット、そして正しい使い方や選び方までをわかりやすく解説します。
ワンランク上のスタイリングを目指したい方、自分の印象をもっと良くしたい方はぜひ最後までチェックしてみてください。
ヘアブラシやコームの役割は?
ヘアブラシやコームは、単に「髪をとかす」ための道具ではありません。
実はヘアスタイルの仕上がりや髪・頭皮の健康にまで関わる、多機能なヘアケアアイテムなのです。
例えば、下記のような様々な役割を担っています。
- 髪の流れを整えて、スタイリングの土台を作る
- 寝グセやクセを馴染ませて、扱いやすい状態に
- 頭皮の皮脂や汚れを取り除き、清潔感をキープ
- ドライヤーやアイロンの熱をムラなく伝える
- ワックスやオイルをムラなく馴染ませる
このように、ヘアスタイルを整えるだけでなく、頭皮ケア・髪質改善・時短スタイリングにも効果的です。
毎日のケアに取り入れるだけで、印象も仕上がりも大きく変わります。
メンズにブラシやコームが必要な理由
「ブラシやコームは女性が使うもの」「髪が短いので必要ない」と思っていませんか?
実は、それは大きな誤解です。
むしろ、短髪・くせ毛・スタイリングが多いメンズだからこそ、その効果が実感しやすいアイテムなのです。
短めのメンズでも正しいブラッシングを取り入れることで、清潔感のある印象を作れるだけでなく日々のスタイリングも格段に楽になります。
そこで、なぜメンズにもブラシやコームが必要なのか、その理由を詳しく解説していきます。
清潔感・整い感が格段に上がる
髪は顔まわりの印象を大きく左右するパーツのひとつです。
どれだけ服装を整えても、髪がボサボサだったり毛流れが乱れているだけで全体的にだらしない印象を与えてしまいます。
朝の忙しい時間でもブラシやコームでサッと髪を整えるだけで、見た目に清潔感が生まれ好印象を与えることができます。
特にビジネスシーンやデート、写真撮影の前など、印象を良く見せたい場面ではこのひと手間が大きな差につながります。
寝ぐせやくせ毛をなじませやすくなる
寝ぐせやくせ毛は、スタイリングの難敵。
朝起きて髪が思い通りにまとまらないと、それだけで時間を取られてしまいます。
そんなときに役立つのがブラシやコームです。
髪の根元から毛流れを整えることで、手ぐしでは取れないクセや浮きを抑え、スタイリングをしやすくすることができます。
特につむじ周りやサイドの浮きやすい部分にしっかりとブラシを通すことで、全体のフォルムが整いスッキリとしたシルエットが完成します。
スタリング剤をムラなくなじませられる
スタイリング剤をつけるとき、手だけでなじませていませんか?
実はそれでは部分的に付きすぎたり、逆にまったくついていなかったりすることがあります。
ブラシやコームを使えば、スタイリング剤を髪全体に均一に広げることができ、ナチュラルな仕上がりにすることが可能。
特にワックスで束感を作るときや、オイル・バームなどでツヤを演出したいときはコームで軽くとかすだけで一気に整った印象になります。
髪・頭皮のケアにもなる
ブラッシングはスタイリングだけでなく、髪と頭皮の健康を保つケアとしても有効です。
ブラッシングには整髪以外にも以下のような様々な効果があります。
- 頭皮マッサージ効果:血行促進に繋がり、健康的な髪が育ちやすくなる
- 皮脂や汚れを除去:清潔になり、シャンプーの効果も高まる
- 髪全体に皮脂を分散:乾燥しやすい毛先を自然に保湿する
さらに、ドライヤー前にブラシで整えておけば、熱を均一に伝えられるため、ダメージの予防にもつながります。
「ヘアケアは特別なことをしないといけない」と思われがちですが、毎日のブラッシングも立派なケアの一つです。
ブラシとコーム、それぞれの違いと使い分け
ヘアスタイリングの基本アイテムとして多くの人が使う「ブラシ」と「コーム」。
どちらも髪を整える道具ですが、その形状や使い方、得意とするシーンには明確な違いがあります。
なんとなく使い分けていたり、「どっちを使えばいいの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
正しく使い分けることで毎日のスタイリングが格段に楽になるだけでなく、仕上がりの質も大きく変わってきます。
そこで、ブラシとコームそれぞれの特徴と用途、そしてシーン別の使い分け方について詳しく解説していきます。
ヘアブラシの特徴と用途

ヘアブラシは、広い面積を一度にとかせるように設計された道具で、髪をまとめてなじませたいときに便利です。
クッション性のある土台に多数のピンが並んでおり、頭皮に優しい刺激を与えながら髪の流れを整えることができます。
主な特徴:
- 髪の毛を一度に広く整えられる
- 頭皮マッサージ効果がある
- ブロー時の熱を均等に伝えやすい
- 髪にツヤを出しやすい
おすすめの使い方:
- 寝ぐせ直しの前に全体を整える
- ドライヤーをかける前に髪をまっすぐに整える
- 頭皮ケアとしてのマッサージ用にも最適
コーム(くし)の特徴と用途

コームは細い歯が一直線に並んだ道具で、細かいスタイリングや毛流れの調整に向いています。
歯の間隔によって仕上がりが変わり、粗めのコームはナチュラルに、細かいコームはタイトに髪を整えることが可能です。
主な特徴:
- 毛流れや分け目をきれいに整えられる
- 髪型の微調整に最適
- ワックスやジェルのなじみを良くする
- サイドや襟足などの細部まできれいに整えられる
おすすめの使い方:
- センターパートや七三など分け目をはっきり作る時
- スタイリング剤を髪全体に均一になじませたい時
- サイドの浮きを抑えたい時
ブラシ or コーム?シーン別おすすめ使い分け術
ヘアブラシとコームは見た目も用途も異なりますが、どちらも使い方次第で髪型の仕上がりや清潔感に大きく差が出ます。
そこで、日常のシーンごとにどちらの道具が適しているのかを解説します。
正しく使い分けることで、朝のスタイリングや髪のケアがもっとスムーズにすることができますよ。
朝の寝ぐせ直しには【ヘアブラシ】
寝起きの髪は、枕との摩擦でさまざまな方向に寝ぐせがつきやすい状態。
そんな時に活躍するのがヘアブラシです。
面が広く、毛束を一気に整えられるので、髪全体の流れをスピーディにリセットできます。
また、ドライヤーと併用することで熱が均等に伝わり、クセの伸びやすさもアップ。
分け目や前髪を整えるなら【コーム】
髪の分け目をきれいに取りたい時や、前髪の方向をしっかり整えたい時にはコームの細かい歯が活躍します。
細い歯は繊細な調整に向いており、ピンポイントで毛流れを変えるのに便利です。
特にセンターパートなど、細部の印象が大切なスタイルではコームを使うことで仕上がりがより一層綺麗に仕上げることができます。
ドライヤー前のブローには【ヘアブラシ】
髪を乾かす前にブラシを通すことで髪の絡まりを解消しつつ、ドライヤーの熱を均等に行き渡らせることができます。
ブロー用のロールブラシなどを使えば、髪にボリュームを出したり、毛先にカールをつけたりすることも可能です。
仕上がりに自然なツヤとまとまりが生まれ、清潔感のある印象を作ることができます。
スタイリング剤をなじませる時は【コーム】
ワックスやヘアオイルをつけた後、手だけではムラが出やすいことがあります。
そんなときは、コームで全体に均等に広げることで仕上がりが格段にアップします。
特に毛束感やツヤ感を出したいスタイルではコームを使って毛流れを整えることで、スタイリング剤がムラなくなじみ、仕上がりがよりキレイに決まります。
サイドや襟足の毛流れを整えるなら【コーム】
髪の広がりや浮きやすいサイド・襟足には、細かい調整がしやすいコームが最適。
耳まわりの髪や襟足の生えぐせに悩んでいる場合でも、コームを使うことで自然な毛流れを作ることができます。
頭皮ケアや血行促進をしたい時は【ヘアブラシ】
ヘアブラシは髪をとかしながら頭皮マッサージにもなり、血行を促進する効果が期待できます。
毛穴の汚れや皮脂も自然に取り除かれるため、ニオイやべたつきの予防にもおすすめ。
毎日のケアに取り入れることで、頭皮環境が整いやすくなります。
今日から始めたい男のブラッシング習慣
ヘアブラシやコームは、「髪をとかすだけ」の道具ではありません。
毛流れを整え、寝ぐせやクセ毛をなじませ、スタイリング剤のなじみを良くし、さらに頭皮のケアや髪質改善にもつながる多機能なアイテムです。
特にメンズの場合、「清潔感」や「きちんと感」は第一印象を左右する大切なポイント。
ブラシやコームを使うことで、セットの仕上がりが格段に変わります。
スタイリング前はコームで形を整え、ドライヤー後はブラシでボリュームを調整するなど、目的に合わせて使い分けることでより自然で洗練されたスタイルが手に入ります。
ちょっとしたひと手間が、垢抜けた印象に直結します。
毎日のルーティンに、ぜひ「ブラシ&コーム」を取り入れてみてください。