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髪をスタイリングしている男性

くせ毛は治るのか?原因と改善方法をわかりやすく解説

毎朝のセットに時間がかかる、湿気が多いと広がる、思い通りの髪型にならない⋯

そんなくせ毛に悩みを抱える男性は少なくありません。

中には「髪質だから仕方ない」と諦めいている人もいいかもしれません。


実はくせ毛は先天的なものと後天的なものがあるのです。

中には毎日のケアや生活習慣の見直しで改善が見込めるケースもあります。


さらに、縮毛矯正やストレートパーマといった美容技術、ダウンパーマなどの施術を取り入れることで扱いやすい髪を手に入れることも可能です。


そこで今回は、くせ毛についての基本的な知識から、くせ毛の原因や改善方法などを詳しく解説します。

髪質に悩む全てのメンズに向けて、今よりもっと楽に、そして自信を持てる髪へと導く情報をお届けします。

そもそもくせ毛とは?

様々なくせ毛の種類のイラスト

くせ毛とは髪の毛がまっすぐに伸びず、うねり・ねじれ・カールなどのクセが見られる状態の髪のことを指します。

日本人の約7割は何かしらのくせ毛を持っているとされ、多くの人がくせ毛に関しての悩みを持っています。


くせ毛にはいくつかの特徴があり、たとえば以下のような点が挙げられます。

  • 湿気の影響を受けやすく、髪が広がりやすい
  • 髪の断面が楕円形や不規則な形をしており、うねりやねじれが起こりやすい
  • 乾燥やダメージに弱く、パサつきや枝毛になりやすい

これらの特徴により、くせ毛はスタイリングが難しかったり、扱いにくく感じてしまいます。


また、髪のクセが生まれる原因は大きく分けて以下の2つがあります。

先天的なくせ毛

生まれつき毛根の形が曲がっていたり髪の内部構造に偏りがあると、髪が伸びる途中でうねったりねじれたりします。


これは遺伝的な影響によるものが大きく、完全に直毛に変えるのは難しいとされています。

後天的なくせ毛

ストレスやホルモンバランスの変化、生活習慣の乱れ、加齢によって頭皮の環境が変わると、今までストレートだった髪が徐々にうねり出すことがあります。


こうしたくせ毛は原因を取り除いたり頭皮環境を整えることで、改善が見込めることもあります。

くせ毛は治るのか?

くせ毛は「完全に治るのか?」という疑問は、多くの人が抱える悩みです。

結論から言うと、基本的にくせ毛は生まれ持った髪質(遺伝)が大きく関係しているため根本的に治すことは難しいです。


しかしながら、以下のような一時的に強く出ているくせ毛(後天的)を改善・扱いやすくすることは可能です。

くせ毛が強くなる一時的な原因
  • ホルモンバランスの乱れ(思春期・ストレス・睡眠不足など)
  • 髪のダメージや乾燥
  • 誤ったヘアケアや過剰な熱処理
  • 頭皮環境の悪化(皮脂や汚れによる毛穴の歪み)

こうした要因によって、元の髪質以上にくせ毛が目立っている状態になることがあります。


この場合は日々のケアやスタイリング次第で、扱いやすく整えることは十分可能です。

次の章では、くせ毛を少しでも快適に理想のヘアスタイルに近づけるための具体的な改善・対処方法をご紹介します。

くせ毛を扱いやすくするケア方法

ドライヤーで髪を乾かしている男性

くせ毛を完全に治すことは難しくても、日常のケアによってグッと扱いやすくすることはできます。

実は髪の乾燥やダメージ、間違ったお手入れがくせ毛をより強く見せてしまっているケースも少なくありません。


そこで、くせ毛の広がりやうねりを抑え、理想のスタイルに近づけるための毎日のケア方法を詳しく解説していきます。

忙しいメンズでも取り入れやすいポイントを中心に紹介するので、今日からでもぜひ試してみてください。

保湿重視のヘアケアを選ぶ

くせ毛は乾燥しやすく、水分が不足すると広がりやうねりが目立ちやすくなります。

そのため、保湿力の高いヘアケアアイテムを選ぶことが最優先です。


シャンプーやトリートメントは、髪と頭皮に優しいアミノ酸系の洗浄成分を使ったものがおすすめ。

洗浄力がマイルドなので、必要なうるおいを残しながら汚れだけを落とすことができます。


また、ヒアルロン酸・セラミド・アルガンオイル・シアバターなどの保湿成分は髪の内部に水分をとどめて、しっとりとまとまりやすい状態に整えてくれます。


「しっとりタイプ」と記載された製品や、「乾燥・くせ毛用」と明記されているラインを選ぶのもひとつの目安になります。

ドライヤー前にアウトバストリートメント

ドライヤー前には、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使うことで、くせ毛の広がりやパサつきを防ぐことができます。

くせ毛は熱や摩擦に特に弱いので、ドライヤーの熱から髪を守ることは非常に重要です。

おすすめは、オイルタイプやミルクタイプのアウトバストリートメント

  • オイルタイプ:髪の表面に膜を作り、水分の蒸発を防ぎながらツヤ感とまとまりを与えてくれる。
  • ミルクタイプ:保湿力が高く、髪の内部にうるおいを届けながら柔らかい質感に仕上げてくれる。


どちらを選ぶ場合でも、適量を手に取り、髪の中間から毛先を中心に塗布するのがポイントです。

つけすぎるとベタつく原因になるため、使用量は商品の説明を参考にしてください。

ブローで根本から整える

くせ毛を扱いやすくするためには、根本からのブローが効果的です。

髪の根元の生えグセやうねりを無視して乾かしてしまうと、毛先だけを整えても全体がまとまらず、時間が経つと広がってしまいます。


まずはタオルドライの後、ドライヤーの風を上から当てながら根本を手やブラシで引っ張るようにして乾かすことが大切です。

  • 前髪や顔周りなど、特に気になる部分は根本を軽く引っ張りながら乾かすと自然な毛流れが作れる。
  • ブラシやコームを使って、根本から毛先に向けて風を通すとクセを抑えてストレートな仕上がりに近づく。


髪のクセはブローの仕方次第で全体のまとまりやすさが変わります。

根本の方向を意識するだけで朝のセットがグッとラクになるので、毎日のドライ習慣にぜひ取り入れてみてください。

縮毛矯正・ストレートパーマ・ダウンパーマ

毎朝のセットが大変、うねりや広がりがどうしても気になる⋯

そんな方には、髪質そのものを扱いやすくする施術という選択肢もあります。


くせ毛や生え癖に悩む人に人気なのが、縮毛矯正・ストレートパーマ・ダウンパーマなどの髪質改善系メニューです。


これらの施術は、それぞれアプローチ方法や降下の持続性、仕上がりの質感が異なります。

「真っ直ぐにしたいのか」「ボリュームだけ抑えたいのか」など、自分の髪の悩みや理想のスタイルに合わせて選ぶことが大切です。


ここから、それぞれの施術の特徴や違いを解説していきます。

あなたに合った解決法を見つける参考にしてみてください。

縮毛矯正とは

縮毛矯正とは、強いくせ毛やうねりをまっすぐに伸ばすことを目的とした半永久的な施術です。


専用の薬剤を使って髪の内部構造(シスチン結合)を一度切断し、アイロンの熱を加えてまっすぐな状態に固定します。

その後、再び結合させてストレートな髪をキープさせるという仕組みです。


一度施術した部分は基本的に元に戻らないため、長期間ストレートヘアをキープしたい人に最適です。

特に、強いくせ毛・広がり・湿気によるうねりに悩んでいる人には高い効果が期待できます。


ただし、髪にかかる負担が大きく、ダメージリスクもあるため、施術後は保湿中心のヘアケアや定期的なトリートメントが欠かせません。

髪質やダメージ具合によっては施術できないこともあるため、美容師さんとよく相談した上で選びましょう。

ストレートパーマとは

ストレートパーマは、軽いくせやパーマ落としを目的とした施術です。


縮毛矯正と同じく専用の薬剤を使いますが、アイロンなどで熱を加えずに薬剤の力だけで髪をまっすぐに整えるのが特徴です。


そのため、強いくせ毛やうねりには効果が弱く、軽いボリュームダウンや毛流れの補整向けとされています。

例えば、以前にかけたパーマを落としたい、ナチュラルにボリュームを抑えたいという人におすすめです。


縮毛矯正に比べて髪へのダメージも少なめですが、効果は一時的で髪が伸びると元のクセも戻ってきます。

そのため、定期的なケアやメンテナンスが必要です。

ダウンパーマとは

ダウンパーマの男性

ダウンパーマとは、髪の根元や生えグセによる「浮き」や「広がり」を抑えるための部分的な施術です。

特に、サイドの髪が膨らみやすい・浮いてしまう・帽子のようなシルエットになってしまうといった悩みを持つ男性に多く使われています。


縮毛矯正やストレートパーマが全体に施すのに対し、ダウンパーマは必要な部分にのみ薬剤を使い、根元の立ち上がりを抑えます。

自然なボリュームダウンができるため、ツーブロックや韓国風センターパートなどをきれいに見せたいときにも有効です。


施術時間も短く、髪へのダメージも比較的少ないのが特徴です。

カットと一緒にサロンで取り入れることができる手軽さも魅力のひとつです。

くせ毛は「治す」よりも「活かす」

くせ毛は完全に「治す」ことが難しい場合もありますが、原因を知り、適切なケアや施術を選ぶことで驚くほど扱いやすく変えることができます。

日常のヘアケアを見直したり、美容室でプロの力を借りたりすることで髪の印象は大きく変わるはずです。


特にメンズの場合、清潔感やスタイリングのしやすさは第一印象を左右する重要なポイント。

くせ毛をコンプレックスに感じるのではなく、自分だけの個性として活かす視点を持つことで、髪型の幅もぐっと広がります。


日々の積み重ねと、髪質に合った正しい選択で、くせ毛でも垢抜けた自分を目指しましょう。

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