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センターパートの男性

美容師にうまく伝えるには?失敗しないオーダー方法を解説

美容室で「思っていた仕上がりと違う⋯」と思ったことはありませんか?

その原因の多くは、ーダーの伝え方に原因があるかもしれません。


髪型の完成度は、美容師さんとの情報共有で大きく左右されるものです。

特にメンズカットは前髪の長さやトップのボリューム、サイドの締まり具合など、ちょっとしたニュアンスの違いが全体の印象に大きく影響します。


「写真を見せたのに伝わってなかった⋯」

「なんて伝えればいいか分からなくて、結局おかませにしてしまった⋯」


そんな経験がある方にこそ知ってほしいのが、伝え方のちょっとしたコツです。


そこで今回は、美容師に理想のスタイルを正確に伝えるためのポイントや、実際のオーダー方法を分かりやすく解説します。

「こんなはずじゃなかった⋯」とならないためにも、事前にしっかり準備して自分にぴったりのヘアスタイルを叶えましょう。

美容室での失敗は9割が”オーダー”

美容師で仕上がりを見た瞬間、「なんか違う⋯」と感じたことはありませんか?


その原因の多くは、美容師さんとの認識のズレにあります。

つまり思い通りの髪型にならない理由の大半はオーダーの伝え方にあるのです。


美容師さんはプロではありますが、エスパーではありません。

美容師さんはあくまであなたの伝えた情報を元に施術を行います。


どれだけセンスの良い美容師でも、あなたの希望が曖昧では理想のスタイルにはなりません。

こちらのイメージを正確に言葉や写真で伝えなければ、理想の仕上がりと現実に差が生まれてしまいます。


失敗を防ぐためには、美容師さんとしっかり情報共有することが何より大切です。


そこで必要になるのが、事前準備と工夫です。

オーダーの基本を押さえておくだけで、美容室での満足度は格段にアップします。

まずはこれだけ押さえよう!失敗しないオーダーの基本

美容室で理想通りのヘアスタイルに仕上げてもらうためには、オーダーの伝え方がとても重要です。

ただ「短くしてください」「スッキリした感じで」といった曖昧な表現では、なりたいスタイルを正確に伝わらなかったり、仕上がりにズレが生まれてしまいます。


そこで大切なのが、「具体的に、分かりやすく、パーツごとに伝える」ことです。


前髪はどうしたいのか、トップの長さはどれくらいか、サイドはどの程度すっきりさせたいのか

というように、各パーツの要望をしっかり伝えることで仕上がりの精度はグッと上がります。


美容室での仕上がりに納得できるようになるために、まずはこのポイントを押さえていきましょう。

写真を見せるだけで9割伝わる

言葉だけで髪型を説明するのはかなり難しいです。

軽めに・短めに・動きを出してなど、曖昧な表現は人によってイメージが異なるため、仕上がりにズレが生じる原因になります。


そんなときに最も効果的なのが写真を見せることです。

なりたいイメージが明確に伝わるだけでなく、美容師さんも髪質や骨格に合わせた調整がしやすくなります。


SNSやヘアカタログからこれと思うスタイルをいくつか保存しておき、カウンセリングのときに見せるだけで伝えたい髪型の雰囲気や詳細が一気に伝わりやすくなります。


正面からの写真だけでなく、フロント・サイド・バックの角度が分かる写真を複数枚あるとイメージの共有がより正確になります。


また、写真は1スタイルに限定する必要はありません。

「この髪型の前髪が好き」「このスタイルのシルエットが良い」など、ポイントごとに複数枚用意すると、より具体的なオーダーが可能になります。

隠さず話すのが理想の近道!

コンプレックスというのは人に隠したいものです。

しかし、カウンセリングの際は悩みや希望をしっかり伝える必要があります。


悩みを共有することで、美容師さんは「なぜそうしたいのか」「どんな仕上がりを求めているのか」といった背景まで理解しやすくなります。


例えば、「前髪でおでこを隠したい」「膨らみやすいのでボリュームを抑えたい」といった情報があるだけで、カットやスタイルングの提案もより的確になります。


また、朝は時間がないなど、ライフスタイルにあった希望も共有しましょう。


恥ずかしがらず、自分のコンプレックスや過去の失敗談まで正直に離すことが、理想のヘアスタイルに近づく一番の近道です。

写真ってどう見せる?実際のオーダー例も紹介!

写真を見せればイメージが伝わるとはいえ、どんな写真を、どのように見せればうまく伝わるのか迷いますよね。

特にメンズヘアは細かいニュアンスが印象を左右するため、ただ写真を見せるだけでは不十分なことも多いです。


なので、ここから写真を使ったオーダー方法や実際にどんな風に伝えると失敗しにくいのか、具体的なオーダー例とともに解説していきます。

こんな風に伝えよう!理想の髪型の頼み方

センターパートの男性

今回使用する写真はこちらです。

ナチュラルなシルエットのセンターパートの写真を使用してオーダー方法を説明していきます。


サイドの刈り上げ具合や前髪の長さ、毛流れなどがしっかりと分かる角度で撮影されている写真を使いましょう。

もちろん、1枚だけでなくフロントとサイドなど、角度別の写真を複数枚あるとより正確にイメージを伝えることができます。


オーダーの際は、写真を見せながら気になる部分を具体的に伝えていきます。
最低限伝えたい情報は下記のものになります。

  • トップの長さやボリューム
  • 前髪の長さ・上げるのか下ろすのか
  • サイドの長さ・刈り上げるのか
  • 襟足の長さ・刈り上げるのか
  • 悩みがあれば伝える


これらの情報を写真を見せながら、具体的に伝えるようにしましょう。

トップの長さやボリューム

センターパートの男性のトップに白い円

「自然なシルエットにしたいので、トップを少し長めにして、全体的に自然なボリュームを残したい」


こう伝えることで、重すぎず軽すぎないナチュラルなシルエットにしたいことが伝わります。

特にトップの長さは髪型全体のバランスやスタイリングのしやすさに影響するポイントなので、理想のイメージがあれば明確に伝えることが大切です。

前髪の長さ・上げるのか下ろすのか

センターパートの男性の前髪に白い円

「センターパートにしたくて、前髪は流して目にかからないくらいの長さ、顔周りに髪が自然に落ちてくるような感じで」


美容師さんにはセンターパートにしたいというのが伝わり、センターパートを意識したカットをしてくれるでしょう。

また、前髪は目にかからない長さに整え、顔周りは自然に髪が落ちるようにレイヤーを入れてくれます。

サイドの長さ・刈り上げるのか

センターパートの男性のサイドに白い円

「耳元は刈り上げず、耳が見える長さでスッキリさせたい」


これで耳周りの髪が耳にかからないようにスッキリと短くカットしてくれます。

刈り上げまではせず、地肌が見えない程度に軽く整えてくれます。

襟足の長さ・刈り上げるのか

センターパートの男性の襟足に白い円

「後ろは刈り上げずに、自然に収まるぐらいの長さで」


こう伝えることで、襟足は刈り上げず、首に自然に馴染む長さに整えてくれます。

細かいニュアンスは、美容師さんが生え方を見ながら調整してくれるので、無理に細かく指定しなくても大丈夫です。

悩みがあれば一緒に伝えよう!

「センターパートのセットの仕方がわからない」「前髪が浮きやすい」など

悩みやスタイリングで感じている不安もカウンセリング時に伝えておくのもポイント。


美容師さんはカットだけでなく、スタイリング方法まで提案してくれます。

悩みを共有することで、自分に合ったスタイルやセットのアドバイスがもらえて、より扱いやすく満足のいく髪型に近づけます。


このように「どの部分を」「どんな長さや雰囲気で」「どんな印象に仕上げたいか」を丁寧に伝えることで、美容師さんも理想のイメージをしっかり把握することができます。


もし伝えている情報が間違っていても、美容師さんから提案をもらえることが多いので安心して伝えてみましょう。

「それだと少し重たく見えるかも」「スタイリングしづらいかもしれません」など、プロ目線でより良いスタイルをアドバイスしてくれます。


大切なのは、自分の理想を伝えたうえで、美容師さんと一緒に完成形を作っていくことです。

相談しながら決めていくことで、納得のいく仕上がりに近づくことができるでしょう。

所要時間と料金もオーダーの一部

オーダーする際は、仕上がりのイメージだけでなく、施術にかかる時間や料金についても確認しておきましょう。


特にパーマやカラーは予想以上に時間がかかることがあります。

予定が詰まっている日や急ぎの場合は、事前に美容師さんに「今日は◯時までに」などと伝えておくとスムーズに施術を行うことができます。


また、カウンセリング時に提案されたメニューに変更することや追加することがあります。

その場合は料金もカウンセリングの時点で値段を聞いておくと安心です。


時間とお金の条件を共有することも、理想の髪型を実現するうえで重要なコミュニケーションのひとつです。

Q&A:オーダーで困ったときは?

Q.途中で「やっぱり違うかも」と思ったら言ってもいい?
もちろん大丈夫です。施術中でも気になる点があれば遠慮せずに伝えましょう。
 
Q.髪型を決めていないまま美容室に行っても大丈夫?
大丈夫ですが、事前にざっくりと「イメチェンしたい」「今よりすっきりしたい」などの方向性を考えておくと施術がスムーズです。
 
Q.前回の仕上がりが気に入らなかったときはどう伝える?
「もう少し軽くしたい」「前髪が長すぎた」などの具体的なポイントを伝えましょう。前回の写真を見せながら伝えるのもおすすめです。
 

伝え方ひとつで、仕上がりは大きく変わる

美容室で満足のいく仕上がりを手に入いれるためには、うまく伝えることが何より大切です。


ただ写真を見せるだけでなく、なりたいイメージや髪の悩み、スタイリングの希望を言葉にして伝えることで、美容師さんとの認識のズレを防ぐことができます。

また、所要時間や予算といった現実的な条件も、あらかじめ共有しておくとより安心です。


細かい部分はプロに任せつつ、希望はしっかり伝える。

そんなコミュニケーションが理想のスタイルをつくる近道です。


なんとなくで終わらせず、自分の言葉で伝えることで、毎回のカットがもっと満足できるものになるはずです。

ぜひ次回の美容室では紹介した方法を活かしてみてください!

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