
スタイリングがキマらない原因はコレかも?ありがちなスタイリングの落とし穴
「髪型がなんだかキマらない」「美容室でやってもらったときは良かったのに、自分でやるとイマイチ…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実はそれ、スタイリングのやり方が少し間違っているかもしれません。
髪のセットがうまくいかない理由は、技術不足よりも基本の見落としにあることが多いんです。
そこで今回は、特に初心者がやりがちなスタイリングのミスと、改善方法について紹介します。
今日からすぐ見直せる内容ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
髪が濡れたままワックスをつけている
よくあるのが、髪が完全に乾いていないうちにスタイリング剤を使ってしまうケースです。
寝ぐせ直しやシャワーの後、タオルドライしただけの髪にいきなりワックスをつけていませんか?
髪が濡れている状態だと、ワックスやジェルが髪にしっかりなじまず、すぐに崩れてしまいます。
さらに、ベタつきや重みが出てしまい、印象が悪くなってしまうことも。
ただし、最近では濡れた髪でも使用できるワックスやジェルタイプのスタイリング剤も登場しています。
たとえばグリースなどは、濡れた状態でもなじみやすく、ツヤ感のあるスタイルを作るのに最適です。
こういったアイテムを使う場合は、完全に乾かす必要はありません。
むしろ“濡れ感”を活かすために少し濡らした状態にする必要があります。
ただし、通常のハードワックスやファイバーワックスは濡れた髪では効果が発揮しづらいため、使うスタイリング剤に応じてドライ具合を調整することが大切です。
- 髪は8〜9割乾かした“ハーフドライ”の状態がベスト。
- 少しだけ湿っているくらいがカールも作りやすく、スタイルの形も決まりやすくなります。
スタイリング剤をつけすぎる
「束感を出したい」「動きを強調したい」と思って、ついついワックスを大量に取ってしまっていませんか?
スタイリング剤は、少量を何回かに分けて使うのが基本です。
最初からたっぷり取ってしまうと、ベタついて重くなり、かえってスタイルが崩れやすくなります。
- まずは小豆〜10円玉サイズくらいの量を取り、手のひらにしっかりなじませてから髪につけましょう。
- 一度に全部つけようとせず、後から少しずつ追加するのが失敗しないコツです。
いきなり前髪からセット始める
意外と多いのが「とりあえず前髪から整える」パターンです。
実は前髪から整えると、スタイル全体のバランスを崩してしまう原因なんです。
前髪は顔の印象に直結する部分なので、つい最初に手を付けたくなる気持ちはわかりますが、ベースが整っていない状態で前髪だけ仕上げても持続力が弱く、すぐ崩れてしまいます。
- スタイリングの順番は、後頭部 → サイド → トップ → 前髪の流れがおすすめ。
- 後ろから整えることで土台がしっかりし、全体のシルエットもきれいにまとまります。
ドライヤーを適当に当ている
「とりあえず乾けばいい」と思って、ドライヤーを雑にかけていませんか?
実は、スタイリングがうまくいくかどうかは乾かし方で8割決まるといっても過言ではありません。
たとえば、トップにボリュームが欲しいなら根元から風を入れることが重要です。
逆にサイドの広がりが気になる方は、手で抑えながら乾かすことでシルエットがスッキリします。
- ドライヤーの風の向きと手の動きをコントロールするようにしましょう。
- セット前のこの一手間で、スタイリングの完成度がぐっと変わります。
スタイリング剤が髪質に合っていない
「何となく人気だから」「美容室で使ってたから」と、何気なく選んだスタイリング剤が、自分の髪質に合っていないケースも多いです。
たとえば、軟毛の人が重めのワックスを使うとボリュームが出にくくなったり、くせ毛の人がマット系を使うとパサついて見えてしまうこともあります。
- 直毛・硬毛: ハードワックス、マット系で動きをしっかり出す
- 軟毛・猫っ毛: 軽めのワックスやクリーム、バームでふんわり
- くせ毛: ジェルやオイルでまとまり重視、ツヤ感を演出
スタイリングの“基本”こそ仕上がりを左右する
髪型がうまく決まらないと、なんとなく気分も下がってしまいますよね。
でも、ちょっとした順番やつけ方、乾かし方の見直しで、仕上がりは格段に変わります。
スタイリングはセンスより基本、量よりバランス。
今日からひとつずつでも意識してみるだけで、毎朝のセットがもっと楽しく、自信につながるはずです。