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服の臭いを嗅いでいる男性

【男性の体臭対策】モテる男はニオわない!汗&臭い対策術

夏になると自分の「ニオイ」が気になりますよね。

どれだけ見た目に気を使っていても、ふとした瞬間に不快なニオイを放ってしまえば、清潔感も印象も台無しになってしまいます。

特に夏場は気温の上昇や湿気により汗や皮脂の分泌が増え、ムレやすくなり体臭も発生しやすい季節です。


しかも体臭は自分ではなかなか気づきにくく、周囲に指摘されることも少ないため、ケアを後回しにしている人も多いのが実情です。

だからこそ、日常的なケアとちょっとした意識の積み重ねが重要です。


そこで今回は、ニオイの原因や今すぐできる匂い対策などを徹底解説していきます。

モテる男がやっている「見えない清潔感」を作っていきましょう。

そもそも体臭ってなに?

左にアポクリン汗腺と皮脂腺の図、右にアポクリン汗腺の分布図

「体臭=汗のニオイ」と思われがちですが、実は汗そのものはほとんど無臭です。

では、なぜ不快なニオイが生まれるのでしょうか?


体臭の主な原因は、皮膚の表面に存在する常在菌が汗や皮脂を分解する過程で発生するガス(揮発性物質)です。

このガスが、いわゆるニオイとして感じるのです。


また、汗には「エクリン汗腺」から出るサラサラした汗と、「アポクリン汗腺」から出るベタつきのある汗の2種類があります。

特にアポクリン汗腺から出る汗は皮脂やタンパク質を多く含むため、ニオイの原因になりやすいのが特徴です。


食生活やストレス、ホルモンバランス、運動不足、睡眠の質といった生活習慣も体臭の強さに大きく関係しています。

つまり、体臭は体質ではなく「習慣」で左右される部分も大きいということです。

メンズが臭いやすくなる理由

夏になると汗のニオイが気になるという男性も多いと思います。

実際、男性は女性よりも体臭が強くなりやすい傾向があり、それにはいくつかの理由があります。

ニオイ対策を正しく行うためにも、まずは「なぜ臭いやすいのか?」を知っていきましょう。

皮脂の分泌量が多い

男性の肌は、女性よりも皮脂の分泌が活発です。

その量は約2〜3倍とも言われており、皮脂が時間とともに酸化することで、いわゆる「皮脂臭」の原因になります。


さらに、皮脂が毛穴に詰まると菌が繁殖しやすくなり、汗と混ざってより強いニオイを発生させます。

洗顔やボディケアをおろそかにしていると、知らないうちに周囲に不快感を与えているかもしれません。

汗をかきやすく、蒸れやすい体質

男性は筋肉量が多く体温が高いため、発汗量が多い傾向にあります。

特に脇の下、背中、胸元、足裏などは汗がたまりやすく、蒸れやすい部位です。


こうした湿った環境は雑菌が増殖しやすく、ニオイを強く感じさせる原因になります。

通気性の悪い服や、同じ下着・靴を何日も使いまわすと、さらに悪化するので注意が必要です。

ケア意識が低いまま放置しがち

「男だからちょっとくらい臭っても仕方ない」と思って、ケアを後回しにしていませんか?

実際、多くの男性は体臭に対して無自覚なことが多く、汗をかいたあとにそのまま放置していたり、適切なケアアイテムを使っていなかったりします。

また、香水や制汗剤を使っていても、根本の汗・皮脂をケアしていなければ逆効果になることもあります。

食生活やストレスによる内側の影響

体臭は、体の外側だけの問題ではありません。

以下のような生活習慣の影響でも体臭は強くなりやすくなります。

日常的に心当たりがある人は、まずは生活を見直していきましょう。

  • 脂っこい食事
  • 肉中心の偏った食生活
  • アルコールの摂取
  • ストレスの蓄積
  • 睡眠不足


上記の中でも、とくに腸内環境が乱れると腸で発生したガスが体臭として排出され、体臭が強くなりやすいです。


こうした様々な原因が重なることで、男性は特に夏の時期に体臭が強くなりやすいのです。

ただし逆に言えば、日頃のケアや習慣を少し見直すだけで体臭は確実にコントロールできるということでもあります。

今日からできる!汗&臭いの基本対策

香水を手首にふりかけている男性

体臭や汗のニオイは、毎日の生活の中でいつの間にか発生しているものです。

そこで、今すぐ実践できる5つの基本対策を紹介していきます。

シャワーは「夜」が基本。朝だけでは足りない!

朝シャワーでさっぱりしてから出かけるという人も多いですが、本当に大事なのは夜のシャワーです。

1日の中でかいた汗や、空気中のホコリ、皮脂などが肌に残ったままだと寝ている間に酸化・分解されてニオイの原因になってしまいます。

特に皮脂分泌の多い男性の肌は夜のうちにきちんと洗い流さないと、翌朝には不快なニオイが発生しやすくなってしまいます。


理想は、しっかり湯船に浸かって汗腺の汚れまで落とすことですが、忙しい日はシャワーだけでも行いましょう。

大切なのは、「その日の汚れはその日のうちにリセットする」ことです。

ボディソープは殺菌・消臭成分入りを選ぼう

体臭対策に効果的なのは、殺菌作用や消臭成分が配合されたボディーソープです。

これにより、汗や皮脂を分解する雑菌の繁殖を抑え、嫌なニオイの発生を予防することができます。


洗うときは泡立ててやさしく洗いましょう。

特にニオイが気になる脇、首、背中、足などは泡をのせてから少し時間を置いて洗い流すとより効果が発揮されます。

泡を乗せて放置すると、殺菌成分など有用な成分をしっかり効かせることができます。


なお、ナイロンタオルなどでゴシゴシこするのは肌を傷つけてしまうので止めましょう。

摩擦で肌が傷つくと、逆に炎症や臭いの原因になることもあるので注意してください。

特に臭いやすい部位は集中ケアを意識して

汗や皮脂が出やすい場所は「ニオイが出やすい場所」でもあります。

以下の部位は、、特にニオイが出やすい場所です。

  • :アポクリン汗腺が集中しており、汗と皮脂が混ざって強いニオイを発する

  • 首周り・耳の裏:皮脂の分泌が多く、見落としがちになりやすい

  • 背中:服やリュックとの摩擦で汗がこもりやすい

  • 足・足指の間:靴の中で蒸れて、雑菌が繁殖しやすい


これらの部位は、特に意識してケアを行う必要があります。

泡を乗せ放置し、しっかりと殺菌成分を効かせて集中的にケアを行いましょう。

汗をかいた服はすぐ着替える!予備Tシャツも活用

どれだけ体を清潔にしていても、汗をかいた服をそのまま着ていたら台無しです。

汗を吸収したシャツや下着は時間が経つほど菌が増殖し、ニオイの元になります。


汗をかいたあとはできるだけ早めに着替えるか、乾かす工夫をするのがベストです。

夏場は予備のTシャツを1枚持っておくと、外出先でも安心です。

また、インナーは吸湿速乾性のあるものや抗菌タイプを選ぶと快適さとニオイ予防にも繋がります。

香水に頼る前に「無臭ケア」を徹底しよう

ニオイを香水などの香りでごまかそうとすると、逆効果になることがあります。

体臭や汗臭が残っている状態で香水やボディミストを重ねると、ニオイが混ざって不快な香りになるリスクがあるのです。


まずは、ニオイを出さない状態を作ることが最優先です。

  • 汗をかいたら小まめに拭く
  • 殺菌・消臭効果のある制汗剤を使う
  • 洗濯では衣類用の消臭スプレーや抗菌剤を活用する


こうした「無臭ケア」が元にあることで、フレグランスの香りも引き立ち、より清潔感を出すことができます。

外出先では持ち運びアイテムを使おう

どれだけしっかりケアをしていても汗をかいたり、長時間の外出が続くと、どうしても体臭が気になってくる瞬間があります。

そんなときに備えて、バッグに入れておくと安心なアイテムをいくつかご紹介します。

ボディシート(制汗シート)

ボディシートは夏の定番アイテムです。

汗をかいたあとすぐに拭き取るだけで、ニオイやベタつきをリセットすることができます。

メントール入りや無香タイプなど、自分に合ったもの選べるのも魅力のひとつ。

ニオイが出やすい首元・脇・背中・胸などを重点的に拭いてニオイの元を取り除きましょう。

携帯用制汗スプレー・ロールオン

ワキの汗シミやニオイが気になる人は、制汗剤の持ち歩きがあると安心です。

広範囲に使えて便利なスプレータイプもあるので、好みに合わせて使い分けすることができます。

よりしっかり抑えたい人は、密着度の高いロールオンタイプやスティックタイプがおすすめ。

使用前は軽く汗を拭いてから塗ると効果がより発揮されます。

ハンカチ・汗拭きタオル

こまめに汗を拭く習慣があるだけでも、清潔感につながります。

ハンカチやフェイスタオルを持ち歩くと、汗がにじんできたときに素早く対処することができます。

特に首筋や顔まわりは目につきやすいので、外出先では拭ける準備をしておきましょう。

靴用消臭スプレー

足のニオイが気になる人は、携帯用の靴用消臭スプレーがおすすめです。

靴を脱ぐ場面が多い人は特に注意が必要です。

バッグに入れておけば、外出先でもサッとケアすることができます。


こうしたアイテムを日常的に持ち歩くことで、汗やニオイの不安を感じることなく過ごせるようになります。

汗をかかないようにするのではなく、「汗をかいても大丈夫な準備をしておく」ことが、清潔感のあるメンズになる近道です。

意外と落とし穴?逆効果なNG習慣

「ちゃんとケアしているのに、なんかニオう気がする…」

そんな人は、もしかするとやり方が間違っているのかも。

実は、清潔感を意識して行っている習慣の中にも、知らず知らずのうちに体臭を悪化させてしまうNG行動が潜んでいます。

ここでは、体臭対策の落とし穴になりやすい代表的な例を紹介します。

  1. 香水やボディスプレーを大量に使う
    良い香りでニオイをごまかしたくなる気持ちはわかりますが、汗や皮脂と混ざると逆に不快なニオイになることがあります。
    香りをまとう前に、まず無臭ケアができているかを見直しましょう。

  2. ゴシゴシ強く洗う
    ナイロンタオルなどで力を入れて洗う人は要注意です。
    肌をこすりすぎると、必要な皮脂まで奪ってしまい、かえって皮脂分泌が活発になってしまうことがあります。

  3. 同じ服・靴・タオルを何日も使う
    見た目がキレイでも、汗や皮脂が染み込んだ衣類やタオルは雑菌の温床になっています。
    特に夏場は、一度着た服は必ず洗う、タオルもこまめに取り替えるといった習慣を心がけましょう。
    靴も2〜3足をローテーションさせて、毎日しっかり乾かすことがニオイ対策につながります。

  4. 食生活が偏っている
    脂っこいものやにんにく、アルコールのとりすぎなどは体の中から体臭を強くする原因になります。
    野菜や水分をしっかりとり、腸内環境を整えることでニオイの出にくい体づくりを作っていきましょう。

  5. 汗をかかないように冷房に頼りすぎる
    意外ですが、汗をかかない生活は皮膚の汗腺機能を低下させてニオイを悪化させることがあります。
    軽い運動や入浴で、適度に汗をかく習慣をつけるのも体臭を抑えるポイントです。


心当たりのある人は、まず1つでも意識を変えてみましょう。

間違ったケアを続けていると、がんばっているのに結果が出ないという悪循環に陥ってしまいます。

匂いケアは「自分のため」でも「周りのため」でもある

体臭や汗のニオイは、自分では気づきにくいものです。

でも周囲の人は意外と敏感に感じ取っているケースもあります。

だからといって、他人の目ばかりを気にしてストレスになる必要はありません。


匂いケアは誰かに好かれるためだけでなく、自分自身が気持ちよく毎日を過ごすためのものでもあるのです。

朝出かけるときに不安になるより、きちんとケアをしておくことで自信を持って人と接することができる。

その積み重ねが、第一印象や人間関係にもいい影響を与えてくれます。


また、周囲へのちょっとした気遣いができる人は、それだけで「清潔感がある」「一緒にいて快適」といった印象を持たれやすくなります。

逆に、どれだけ外見を整えていてもニオイのせいでイメージが下がってしまうことがあります。

だからこそ、匂いケアは見た目以上に大切な「第一印象づくり」になるのです。

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