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シャンプーボトルやヘアブラシが置いている

意外と知らない?リンス・トリートメント・コンディショナーの使い分け


シャンプーの後に使う、リンス・トリートメント・コンディショナー。

なんとなく使っていたり、正直どう違うのか分からない⋯という男性も多いのではないでしょうか?


この3つは、どれも髪を整えるためのアイテムですが、目的や効果、使い方も大きく異なります。

例えば、髪の表面だけ整えるものと、内側から補修するものでは当然選び方も使い方も変わってきます。

髪の悩みや髪質に合ったアイテムを正しく選べば、毎日のヘアケア効果もぐっと高まります。


この記事では、それぞれの役割の違いから髪質や悩みに応じた使い分けまで詳しく紹介します。

「なんとなく選ぶ」のではなく「目的を持って使う」に意識を変えて、自分に合ったヘアケアを行いましょう。

リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

リンス・コンディショナーとトリートメントの作用する効果の図解

リンス・コンディショナー・トリートメントの違いは、主に髪のどこに働きかけるかの違いです。

  • リンス・コンディショナー:髪の表面をコーティングし整える。
  • トリートメント:髪の内部に浸透し補修する。


リンス・コンディショナーはどちらも髪の表面に作用し、髪のキューティクルを整えて手触りをよくしたり、摩擦や乾燥から守ったりする役割があります。

製品によって違いはありますが、コンディショナーの方がやや保湿力が高く、しっとりとした仕上がりになる傾向があります。


一方でトリートメントは、髪の内部に浸透して補修する効果があります。

内部のダメージを補い、髪の強度やうるおいを高める成分が配合されているため、カラーやパーマ、紫外線などで傷んだ髪のケアに適しています。

リンスとは?

リンスは、髪の表面をコーティングすることで指通りを良くし、摩擦や乾燥などの外的ダメージから髪を守る役割を持っているヘアケアアイテムです。

 主にシャンプーで洗浄した後、髪のキューティクルを整えてツヤや滑らかさを出す効果があります。

作用するのは髪の表面のみで、ダメージを補修するというよりも髪を守るためのアイテムと言えます。


シャンプーはアルカリ性なので、シャンプー後の髪はアルカリ性に傾きます。

そこで酸性のリンスでpHを整え、髪の毛に良いとされる「弱酸性」に戻すという効果もあります。


昔ながらの製品には「リンス」として表記されたものが見られますが、近年ではより保湿力や補修力の高い「コンディショナー」へと置き換わっています。

コンディショナーとは?

コンディショナーは、髪の表面を整えて、手触りやまとまりを良くするヘアケアアイテムです。

基本的にはリンスと似た働きをしますが、リンスよりも保湿力や保護力が高めに設計されていることが多く、パサつきや広がりを抑える効果も期待できます。


髪の内部までは浸透せず、キューティクルのコーティングが主な役割ですが、製品によっては軽度の補修成分を含んでいるものもあります。

毎日のケアとして取り入れやすく、シャンプー後の髪をなめらかに整え、ドライヤーの熱や摩擦から髪を守るサポートをしてくれます。

髪がそこまで傷んでいないけど、乾燥や広がりが気になるという人におすすめ。

トリートメントとは?

トリートメントは、髪の内部に浸透し、ダメージを補修する役割を持つヘアケアアイテムです。

リンスやコンディショナーが髪の表面をコーティングして手触りを良くするのに対し、トリートメントは髪の内部に栄養や保湿成分を届けることで、傷んだ髪の構造を内側から整えてくれるのが特徴です。


紫外線、ドライヤーの熱、カラーやパーマなどによって傷んだ髪は、内部のタンパク質や水分が失われています。

トリートメントはそれらを補うことで、髪の強度やうるおいを回復させる働きをしてくれます。


下記のような悩みがある人には、日常的なケアとしてトリートメントの使用が効果的です。

  • 枝毛・切れ毛が気になる
  • 髪がゴワついて広がる
  • パサつきやハリ・コシの低下を感じる


また、洗い流すタイプのほかに、洗い流さず使えるアウトバストリートメントもあり、髪の状態や用途によって使い分けるのがおすすめです。

結局どれを使えばいいの?

リンス・コンディショナーとトリートメントは、髪のケアをするという点では共通していますが、それぞれの役割や効果に違いがあります。

なので、自分の髪の状態や悩みに合わせて、適切に選ぶことが重要です。


髪のダメージが少ない・指通りやまとまりを整えたい

→ リンスやコンディショナー

髪の表面を整え、滑らかさやツヤを出すために使います。

「特に傷みは気にならいけど、パサつきや広がりが気になる」といった軽めのケアにおすすめ。


カラー・パーマなどでダメージがある・髪がゴワつく

→ トリートメント

髪の内部まで補修成分が浸透し、内側からダメージをケアしてくれます。

枝毛が多い・まとまりにくい・髪が乾燥すると感じるなら、トリートメントでの集中ケアが効果的。


もちろん両方を組み合わせて使うのも効果的です。

トリートメントで内側を補修してから、コンディショナーで表面を整えると、より満足のいく仕上がりになります。


ただし効果的に使うには使用する順番を守る必要があります。

まずはトリートメントで髪の内部を補修し、そのあとにリンス・コンディショナーで表面のキューティクルを整えてます。

そのためトリートメント→コンディショナーの順序で使用しましょう。


製品によっては、リンス・コンディショナーの働きを併用しているトリートメントもあります。

その場合は、シャンプーのあとにトリートメントをつけるだけでヘアケアをすること可能です。

それぞれの役割を知って、髪に合ったケアを選ぼう

髪の悩みは、ちょっとしたケアの見直しでぐっと改善することがあります。

リンス・コンディショナー・トリートメントの違いを理解して、目的に合わせたケアを取り入れることで、毎日のヘアケアがより効果的になります。


正しい知識を持つことで、自分の髪に本当に必要なケアが見えてきます。

今日から自分に合ったケアを取り入れて、自信の持てる髪を手に入れましょう。

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