1. HOME
  2. SKIN
  3. ニキビに悩むメンズ必見!繰り返すニキビの仕組みと改善法とは?
SKIN
鏡を見ながらニキビを指さしている男性

ニキビに悩むメンズ必見!繰り返すニキビの仕組みと改善法とは?

またニキビができてる⋯そんな繰り返すニキビに悩んでいませんか?

洗顔を頑張っても、スキンケアを変えても改善しない。

それは、ニキビの根本的な原因にアプローチできていないからかもしれません。


実は男性の肌は皮脂が多くニキビができやすい環境にあり、生活習慣やヒゲ剃りなど、日常の中にも悪化の原因が潜んでいます。

そこで今回は、なぜニキビが繰り返しできるのか、その仕組みをわかりやすく解説しながら今日から始められる正しいケア方法を紹介します。

スキンケア初心者でも取り入れやすい実践法で肌トラブルをなくし、自信の持てる肌を手に入れましょう!

 

 

 なぜメンズはニキビができやすいのか?

男性は女性に比べて、肌質や生活習慣の面でニキビができやすい環境にあると言われています。

皮脂の分泌量が多い、スキンケアの意識が低い、毎日のシェービングによる刺激があるなど、ニキビを引き起こす要因が日常の中に多く潜んでいるのです。

こうした背景から男性特有のニキビには適切な知識とケアが欠かせません。

その主な理由を、以下の3つに分けて詳しく見ていきましょう。

 

皮脂分泌が多い

男性ホルモンの影響で、男性は女性の約2〜3倍の皮脂を分泌していると言われています。

皮脂は肌を守る役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすくなります。

肌の水分量が少ない

男性の肌は皮脂が多い一方で水分量が少なく、インナードライ(内部乾燥)になりがちです。

乾燥した肌はバリア機能が低下し外部刺激や菌に弱くなるため、ニキビができやすくなります。

 

シェービングによる刺激

毎日の髭剃りは肌にとって大きな刺激になります。

小さな傷や摩擦が毛穴の炎症を引き起こし、ニキビの原因になることもあります。

特に口周りやフェイスラインにできるニキビは、髭剃りの影響が関係しているケースが多いです。

 


こうした要因が重なることで、男性の肌はニキビができやすく悪化もしやすい状態になります。

また、特に男性は皮脂を落としすぎてしまうことも逆効果です。

肌が乾燥してさらに皮脂を出そうとするため、悪循環に陥ることがあります。

ニキビってどうやってできるの?

ニキビの種類と進行の図解

ニキビは毛穴の中で皮脂と古い角質が混ざり合い、「角栓(かくせん)」と呼ばれる栓ができることから始まります。

この角栓によって毛穴がふさがれると内部に皮脂がたまり、そこにアクネ菌が繁殖。

炎症を起こして、赤く腫れたニキビになります。


もう少し順を追って説明すると、以下のような流れです。

  1. 皮脂の過剰分泌
     →思春期やストレス、ホルモンバランスの乱れなどで皮脂が多く分泌される。

  2. 毛穴詰まり(角栓)
     →皮脂と古い角質が混ざって毛穴をふさぐ。

  3. アクネ菌の増殖
     →詰まった毛穴の中で皮脂をエサにアクネ菌が繁殖する。

  4. 炎症が起きる
     →菌の働きによって炎症が起こり、赤ニキビや膿をもったニキビになる。


このように、ニキビは皮脂の過剰+毛穴の詰まり+菌の増殖が重なることでできてしまいます。

だからこそ洗顔や保湿、生活習慣の見直しなど、日々のスキンケアと予防がとても大切なのです。

ニキビでの肌に残るダメージ

ニキビは「できたら治す」だけで終わりではありません。

間違ったケアや放置によって、治ったあとも肌にダメージが残ってしまうことがあります。

こうした跡が残るタイプのニキビは見た目の印象にも大きく関わるため、早い段階で正しいケアをすることが重要です。

主に、ニキビによって残るダメージは以下のようなものがあります。

 

色素沈着(ニキビ跡の赤み・茶色)

ニキビの炎症が治まったあとに、赤や茶色のシミのような跡が残ることがあります。

これは肌の炎症によりメラニン色素が沈着してしまった状態です。

紫外線や刺激によって濃くなってしまうため、日焼け止めや保湿で肌を守ることが大切です。

クレーター(凹凸)

炎症が深くまで進行したニキビや潰してしまったニキビは肌の組織そのものが壊れてしまい、クレーターのような凹みが残ることがあります。

一度できてしまうと自然に治るのは難しく、美容皮膚科での治療が必要になるケースもあります。

毛穴の開き・変形

繰り返し同じ場所にニキビができたり、無理に押し出したりすると毛穴の形が広がって目立ってしまうことがあります。

これも肌の質感を悪く見せる原因となりやすく、ケアを怠ると黒ずみなど他の悩みにもつながります。


こうしたダメージを防ぐためには何よりも「ニキビを作らないように予防すること」、そして「できてしまったニキビを悪化させないように早めに対処すること」が大切です。

ニキビは一度できるとその後の肌状態や見た目に長く影響を与える可能性があるため、日々のスキンケアや生活習慣を見直し、根本的な対策を続けていくことが肌トラブルのない状態を保つ近道になります。

 

ニキビができやすくなる生活習慣

スキンケアだけでなく、毎日の生活習慣もニキビの発生に大きく関わっています。

どれだけ丁寧に洗顔や保湿をしていても、生活リズムや環境が乱れているとニキビは繰り返しやすくなります。

以下のような習慣に心当たりがないか、ぜひ一度見直してみましょう。

 

睡眠不足や不規則な生活

夜更かしや睡眠時間の不足はホルモンバランスや肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)を乱す原因になります。

寝ている間は肌の修復や再生が行われる時間帯です。

しっかりと質の良い睡眠をとることで、ニキビができにくい肌を保つことができます。

 

脂っこい食事・糖質のとりすぎ

揚げ物やスナック菓子、甘いジュースなどの摂りすぎは皮脂の分泌を増やし毛穴詰まりの原因になります。

もちろん食べてはいけないわけではありませんが、バランスの良い食事を意識し野菜やたんぱく質をしっかり摂ることが肌にも良い影響を与えてくれます。

 

洗顔のやりすぎ・保湿不足

ニキビが気になると何度も顔を洗ったり、皮脂をとにかく落とそうとしがちですが、過度な洗顔はかえって皮脂を過剰に分泌させる原因になります。

また、保湿を怠ると肌のバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなってニキビができやすくなります。

 

枕カバーやタオルを週に1回以下しか洗わない

顔に直接触れる枕カバーやタオルには皮脂や汗、ホコリなどが日々蓄積されていきます。

これを週に1回以下の頻度でしか洗っていないと、雑菌が繁殖しやすくなりニキビの原因になることがあります。

できれば枕カバーは2~3日に1回、タオルは毎日交換するのが理想です。

 

水を1日に500mlも飲まない

体内の水分が不足すると、肌の代謝が低下し古い角質がたまりやすくなります。

これが毛穴詰まりやニキビの原因につながることがあります。

目安としては毎日1.5〜2リットルを少しずつこまめに飲むように意識しましょう。

1日500ml未満しか水分をとらない人は要注意
 

ストレスの蓄積

ストレスが溜まると自律神経やホルモンバランスに影響を与え、皮脂の分泌が増えたり、肌の再生力が落ちたりします。

適度な運動や趣味の時間を確保することで、心のリフレッシュも肌トラブルの予防につながります。

今日からできるメンズニキビケア

繰り返すニキビを防ぐには毎日の積み重ねが何より大切です。

特別なアイテムや難しいケアをしなくても、基本をしっかり押さえるだけで肌は変わっていきます。

そこで、今日から始められる6つのシンプルなニキビケアを紹介します。

 

洗顔は「泡」でやさしく

ニキビが気になるとゴシゴシ洗いたくなりますが、それは逆効果です。

摩擦や刺激は炎症を悪化させてしまう場合があります。

洗顔料はしっかり泡立てて、手ではなく泡で包み込むように洗いましょう。

ぬるま湯で優しくすすぎ、タオルで軽く押さえるように水気を取るのがポイントです。

化粧水は「ノンコメドジェニック」で

ニキビができやすい肌には毛穴を詰まらせにくい「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧水がおすすめです。

さっぱりタイプやアルコールフリーのものを選ぶと刺激が少なく使いやすいです。

洗顔後はなるべく早めに化粧水をつけて水分補給を行いましょう。

乳液・保湿でバリア機能をキープ

保湿を怠ると肌が乾燥して余計に皮脂が分泌されニキビの原因になります。

化粧水のあとは乳液や保湿ジェルで水分を閉じ込め、肌のバリア機能を保ちましょう。

ベタつきが気になる人は油分控えめのライトタイプを選ぶと使いやすいです。


基本的なスキンケアのやり方を紹介している記事があるので、ぜひチェックしてみてください。

食生活を整える

肌は内側からつくられるもの。

脂っこいものや糖分の多い食事を控え、野菜・果物・たんぱく質を意識的に取り入れるようにしましょう。

ビタミンB群や亜鉛は皮脂のコントロールや炎症抑制に役立つ栄養素です。

コンビニ食やインスタントばかりの人は少しずつでも改善していきましょう。

睡眠をしっかりとる

睡眠中は、肌が修復される大切な時間。

夜更かしや不規則な生活はホルモンバランスを乱し、ニキビができやすくなる原因になります。

理想は毎日6〜7時間以上、できるだけ同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。

スマホやゲームは寝る1時間前には控えるとより効果的です。

それでも治らないなら皮膚科へ

正しいスキンケアや生活習慣を意識していても、ニキビが改善しない場合は無理に自己流で続けるのではなく皮膚科を受診しましょう。

塗り薬や飲み薬、肌質に合った治療法を専門医が提案してくれるため早期改善につながります。

「まだ大丈夫」と放置せず、気になるうちに相談してみることが大切です。

「正しい知識」と「習慣の見直し」で変わる

ニキビは皮脂の過剰分泌・毛穴の詰まり・アクネ菌の増殖など、いくつかの要因が重なってできる肌トラブルです。

特に男性は、ホルモンの影響や生活習慣の乱れによって、ニキビができやすく繰り返しやすい傾向にあります。


だからこそ大切なのはニキビの原因を正しく理解し、日々の洗顔・保湿・食事・睡眠など、基本的なケアと生活習慣を整えること。

目に見える変化はすぐには出ないかもしれませんが、続けることで肌は確実に応えてくれます。


もし正しいケアをしても改善しない場合は皮膚科での相談もひとつの選択肢です。

自己流で悪化させてしまう前に、プロの力を借りて肌と向き合うことがニキビ改善への最短ルートになります。

毎日の小さな意識が清潔感のある肌をつくる第一歩です。

目次