
メンズのための鼻の黒ずみ・いちご鼻ケア!NG行動と改善方法
鏡を見るたびに気になる鼻の黒ずみやいちご鼻。
毛穴の黒ずみは間違った洗顔やスキンケア、皮脂の過剰分泌、生活習慣の乱れなど、さまざまな原因が重なって起こるものです。
そして実は良かれと思ってやっている行動がかえって悪化させてしまっているケースも多いのです。
また、男性は皮脂分泌が女性に比べ多いので黒ずみや毛穴開きが起きやすく、正しい知識とケア方法を知らなければ改善が難しいです。
そこで今回は、黒ずみや角栓が目立ってしまう原因ややってはいけないNG行動、そして今日から実践できる正しいスキンケア・生活習慣の整え方までをわかりやすく解説します。
汚れた印象や不潔に見えるなんてもう言わせないよう、正しい知識とケアで清潔感あふれる肌を手に入れましょう。
鼻の黒ずみってなに?

鼻の黒ずみとは毛穴に詰まった皮脂や古い角質(角栓)が酸化して黒く見える状態のことを指します。
特に男性は皮脂の分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすく黒ずみが目立ちやすい傾向にあります。
角栓は肌のターンオーバー(生まれ変わり)で自然に排出されるものですが洗顔不足やスキンケアのミス、生活習慣の乱れなどが原因で詰まってしまいます。
その状態で時間が経つと毛穴の中で酸化し黒く変色してしまいます。
これが、いわゆる「いちご鼻」と呼ばれる状態です。
毛穴がポツポツ黒く見えたり、ザラザラしていたりする場合は黒ずみが進行しているサインです。
見た目の問題だけでなく、放っておくと毛穴の開きや炎症の原因になることもあるため早めの対策が大切になります。
メンズに黒ずみができやすい理由
実は男性は女性よりも黒ずみやいちご鼻ができやすい肌環境にあります。
その主な理由は以下の3つです。
- 皮脂分泌が多い
男性は女性の約2~3倍の皮脂を分泌しているといわれています。
皮脂は本来、肌を守るために必要なものですが過剰に分泌されると毛穴に詰まりやすくなり、黒ずみの原因である角栓をつくってしまいます。 - スキンケア習慣の差
スキンケアを習慣にしている女性に比べ、男性は洗顔だけで終わらせてしまう人が多く、保湿不足や洗顔のしすぎでバリア機能が乱れやすいです。
結果として毛穴トラブルが起きやすくなります。 - シェービングによる刺激
毎日の髭剃りは肌への摩擦や刺激となり毛穴の開きや角質の厚みを招きます。
これも黒ずみを悪化させる一因になります。
また、以下のような行動も黒ずみを悪化させる原因になります。
知らず知らずのうちにやってしまっていないか、自分のケア方法を一度見直してみましょう。
- 洗顔不足、または洗いすぎ
- 皮脂を落としすぎて乾燥している
- 手や指で無意識に顔を触る
- 毛穴パックやスクラブのやり過ぎ
- スキンケアをしていない
今日からできる!正しい黒ずみケア

毛穴の黒ずみは一度で完全になくすことは難しいですが、毎日のスキンケアを見直し正しい方法を継続していくことで少しずつ目立たなくなっていきます。
間違ったケアを続けていると黒ずみが悪化したり毛穴が開いてしまったりすることもあるため、早めに改善に取り組むことが大切です。
そこで、スキンケア初心者でも実践しやすい今日から始められる基本の黒ずみ対策を紹介していきます。
無理なくできることから取り入れて継続することを意識しましょう。
やさしい洗顔で皮脂と汚れを落とす
1日2回朝と晩にぬるま湯としっかり泡立てた洗顔料でやさしく洗いましょう。
黒ずみの元になる角栓は皮脂と古い角質の混ざりものです。
朝は寝ている間に分泌された皮脂やホコリを、夜は1日分の汚れや整髪料の残りを落とすイメージで洗顔します。
ゴシゴシ洗わず泡で包み込むように優しく洗うのがポイント。
熱すぎるお湯やゴシゴシと洗ってしまうと肌のバリア機能を壊し、逆に皮脂分泌が増える原因になります。
クレイ系洗顔料や酵素洗顔で角質ケア
週に1〜2回、毛穴の汚れを吸着するクレイ洗顔料や角栓を分解する酵素洗顔を取り入れると黒ずみケアに効果的です。
- クレイ洗顔
→毛穴汚れや皮脂を吸着する力が強い - 酵素洗顔
→タンパク質を分解して角質を緩める
やり過ぎは肌の乾燥を招くので週に1〜2回の回数がおすすめ。
肌にかゆみが出たり、ピリつきを感じたら製品を変えるか使用頻度を減らしましょう。
保湿で皮脂バランスを整える
洗顔後は化粧水や乳液でしっかり保湿を行うことが大切です。
肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まりやすくなります。
皮脂を抑えるには実は保湿が欠かせません。
ベタつきが気になる人はさっぱりタイプの化粧水やジェルタイプの乳液を選ぶと快適に使えます。
紫外線対策をする
意外に見落とされがちですが、紫外線は毛穴の黒ずみや開きを悪化させる要因のひとつです。
紫外線によって肌が酸化すると、皮脂が変質しやすくなり黒ずみが目立つ原因になります。
外出時は春〜秋だけでなく、冬も日焼け止めを使う習慣を持ちましょう。
肌が弱い人は敏感肌用など、肌負担の少ないものから試すと安心です。
一度で落とそうとしない
黒ずみは1回の洗顔やパックで完全に消えるものではありません。
無理に一気に取り除こうとすると、肌を傷めてしまう可能性があります。
毛穴の汚れは少しずつケアを積み重ねて、肌のターンオーバーを助けながら改善していくことが重要になります。
一気に解決しようとせず、コツコツと地道なケアを続けることが後の結果に繋がっていきます。
ケアを続けても改善しないときは?
毎日のケアを正しく行っても黒ずみが改善しない場合は毛穴の奥で炎症が起きていたり、角栓が硬くなっていたりする可能性があります。
そういった場合は無理に自分で対処せず、皮膚科や美容クリニックでの相談を検討しましょう。
自己流で悪化させる前に、専門家の判断を仰ぐのもひとつの手段です。
逆効果になる黒ずみ対策
黒ずみをどうにかしたいという思いから、間違ったケアをしてしまう人は少なくありません。
しかし、良かれと思ってやっている行動がかえって毛穴を広げたり肌を傷つけたりして、黒ずみを悪化させる原因になっていることもあります。
以下のような逆効果になる対策を日常的に行っていないか、一度確認してみましょう。
毛穴パックのやりすぎ
毛穴パックは角栓を一気に取り除けるためスッキリ感がありますが、やりすぎると毛穴や肌表面にダメージを与えてしまいます。
頻繁に使うことで毛穴が広がり、かえって汚れが詰まりやすくなる悪循環に落ちいてしまう場合もあります。
使用は多くても週1回程度にとどめ、肌への負担を考えながら行うことが大切です。
スクラブ洗顔を毎日行う
スクラブ入りの洗顔料は古い角質や汚れを落とす効果がありますが、粒子が肌に強い刺激を与えるため毎日使うのはNGです。
角質を必要以上に削ってしまうと、肌のバリア機能が低下し乾燥や皮脂の過剰分泌につながります。
使用頻度は肌の状態を見ながら週に1〜2回程度に留めるのが安心です。
黒ずみを押し出す
指で毛穴の黒ずみや角栓を押し出すのは一番やってはいけない行動のひとつです。
無理に押し出すことで毛穴が傷つき、炎症や色素沈着を引き起こす原因になります。
一時的に取れたように見えても根本的な解決にはなりません。
焦らず続けることが黒ずみ解消のカギ
鼻の黒ずみやいちご鼻は多くの男性が抱える肌の悩みですが、正しい知識とケアを継続することで少しずつ改善していくことができます。
大切なのは力任せに取り除こうとせず、肌にやさしい方法でコツコツとケアを続けることです。
洗顔・角質ケア・保湿といった基本のステップを丁寧に行い、NG行動を避けることで毛穴の目立たない清潔感のある肌に近づくことができます。
もし自宅ケアで改善が見られない場合は無理をせず皮膚科などの専門機関に相談するのもひとつの選択です。
黒ずみ対策は即効性よりも「継続」が大切です。
毎日の小さな積み重ねが、印象を大きく変える第一歩になります。