
肌に赤みが出るのはなぜ?男性の赤ら顔の原因と対策
肌が赤くなって、なんとなく目立つ。
洗顔後や外出時、頬や鼻まわりが赤くなるのが気になる。
そんな悩みを抱えていませんか?
肌の赤みにはいくつもの原因があり、間違ったケアを続けると悪化することがあります。
そこで今回は、男性に多い肌の赤みのタイプ別の原因と対策を紹介します。
赤みを落ち着かせるため、ぜひチェックしてみてください。
目次
肌の赤みってどういう状態?
肌の赤みとは、皮膚が通常よりも赤く見える状態です。
原因はさまざまあり、主に炎症や血管の拡張、外的刺激に対する反応などがあります。
一時的なものもありまずが、原因によってはずっと続いてしまいます。
見た目の印象に関わるため、赤みを「肌が弱っているサイン」と捉えて、早めにケアを始めることが大切です。
肌の赤みはなぜ起こる?
肌の赤みには、見た目だけではわからないさまざまな原因があります。
間違ったスキンケアや乾燥、体質的な要因まで人によって理由は異なります。
そこで、メンズに多く見れられる肌の赤みの原因を紹介します。
間違ったスキンケアによる刺激
ゴシゴシと洗顔していたり、刺激の強い化粧水や化粧品など、肌に負担をかけるケアが赤みの原因になることがあります。
男性の中には「しっかり洗わないと不潔」と思って強くこすってしまう人も多いですが、これが肌へのダメージになってしまいます。
乾燥によるバリア機能の低下
乾燥すると肌のバリア機能が弱まります。
その状態だと、外部刺激に敏感な状態になってしまいます。
その結果、赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が出やすくなります。
ニキビや炎症性疾患
赤ニキビやかぶれ、湿疹などの炎症も赤みの原因になります。
特に頬やあご、鼻まわりなど、皮脂分泌の多い部位に起こりやすい傾向があります。
脂漏性皮膚炎
皮脂の多い男性に多く見られるのが脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)です。
鼻の周囲や眉間、頭皮などが赤くなり、同時にかゆみやカサつきを伴うことがあります。
酒さ・赤ら顔体質
顔全体や鼻、頬などがいつも赤く見える場合は、「酒さ(しゅさ)」と呼ばれる慢性的な皮膚疾患の可能性があります。
これは、毛細血管が拡張しやすい体質や、温度差やアルコール、ストレスなどの刺激で赤みが強くなる症状です。
一般的な肌荒れや一時的な赤みとの違いは、長期間にわたって赤みが続くのが特徴で、スキンケアだけでは改善が難しいケースがあります。
症状が長引いている場合は、自己判断せずに皮膚科で相談してみましょう。
日常での対策・スキンケア方法
肌の赤みを改善するには、日々のスキンケアが重要です。
外部からの刺激を減らして、肌を守る習慣を取り入れることで、状態は少しずつ落ち着いていきます。
刺激の少ない洗顔と保湿
まずは摩擦を減らすやさしい洗顔を心がけましょう。
泡立てネットなどでしっかり泡立てて、手が肌に触れないように洗うのが理想的です。
洗顔後は、敏感肌用の化粧水と乳液でしっかり保湿しましょう。
乾燥すると赤みが悪化してしまうので、しっかり保湿します。
冷やして炎症を抑える
赤みが強いときは、冷たいタオルなどで軽く冷やすのも有効です。
ただし、長期間当て続けると逆効果になることもあるので注意しましょう。
肌に触れないようにする
無意識に顔をさわるクセや、前髪が頬に当たっている状態も肌への刺激になります。
できるだけ肌への接触を減らすことも赤み対策の一環です。
日常生活で気をつけたいこと
肌の赤みを悪化させないためには、日常の過ごし方も見直しておくと効果的です。
- 熱すぎるお湯で顔を洗わない
- 暖房や冷房の風を直接顔に当てない
- 紫外線対策をする
- 睡眠不足・ストレスを貯めない
- アルコールの摂りすぎに注意
赤みが出ている肌はとてもデリケートです。
なるべく刺激を避けて、守るケアを意識することが大切です。
赤みが長引く場合は医療機関へ
赤みが長引く・悪化してきた場合は、自己判断せずに皮膚科での治療を検討しましょう。
赤みの原因が「脂漏性皮膚炎」や「酒さ」の場合、セルフケアだけでは改善が難しく、専門的な治療が必要になる場合があります。
赤みは原因に合った対処を
赤みは、乾燥・炎症・体質・生活習慣など、さまざまな要因が重なって現れます。
「とりあえず冷やす」「とりあえず薬を塗る」では、根本的な改善は難しいことがあります。
まずは赤みの原因を知ること、そして肌に負担をかけないケアを続けることが何より重要です。
赤みと向き合う正しいアプローチで、自信の持てる肌を目指していきましょう。